生ずるおそれのある疾病の種類：

前眼部障害、皮膚障害、皮膚感作性、中枢神経障害、末梢神経障害、気道障害、肺障害、腎障害、血液系障害、発がんのおそれ、生殖毒性のおそれ。

その症状：

眼の痛み、流涙、結膜充血、皮膚炎、皮膚掻痒感（かゆみ）、皮膚発赤、湿疹、じんま疹、頭痛、頭重、めまい、眠気、嘔吐、全身倦怠感、四肢の知覚異常、四肢の運動障害、せき、息切れ、鼻水、鼻閉、鼻・喉の痛み、胸痛、呼吸困難、易疲労感、黄疸、血尿、多尿、乏尿、むくみ、顔面蒼白、心悸亢進（動悸）、めまい、ふらつき、体重減少。

取扱い上の注意事項：

使用前に取扱説明書を入手し、全ての安全注意を読み理解するまで取り扱わない。熱、火花、裸火、高温物のような着火源から遠ざける。粉塵、煙、ガス、ミスト、蒸気、スプレーを吸入しない。作業環境管理を厳密に行い、あらゆる接触を避ける。取扱後は手などをよく洗う。使用時に飲食又は喫煙をしない。屋外又は換気の良い場所でのみ使用する。汚染された作業衣は作業場から出さない。環境への放出を避ける。保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用する。保温用手袋、呼吸用保護具を併用する。密閉系、換気、防爆型電気および照明設備。防爆用工具を使用する。気体は空気より重く、地面・床に沿って移動することがある。遠距離引火の可能性がある。容器を開放すると、空気中できわめて急速に有害濃度に達する。許容濃度を超えても臭気として十分に感じないので注意する。この物質により喘息の症状を示した者は以後この物質に接触させない。

使用すべき保護具：

作業場（実験室）等に設置の安全衛生関係の設備やその運用状況および当該物質の使用状況や作業内容などに応じて適切な保護具を選択して使用する。

応急処置：